麻酔法と麻酔医師紹介


採卵術の麻酔法
採卵時の痛みの感じ方は、個々それぞれに違いがあるため、ART治療決定時に全身麻酔の方法と麻酔の利点欠点について説明した上で、 麻酔の要不要を患者さん自身が決定する選択法を取っています。全身麻酔を選択された方は、採卵当日に処置ベットに臥床(がしょう)後、 腕に点滴を取り、点滴ラインから麻酔薬を投与し全身麻酔を行います。麻酔は採卵術の十数分間のみで、採卵中の痛みは全くありません。 採卵終了後はすぐに目覚めます(皆さんいつも楽しい夢を見ているようです)。採卵後、数時間、病院のベットで安静にして頂きますが、 当日には帰宅できます。翌日の日常生活、仕事には全く支障はありません。

麻酔でお世話になる麻酔医
平成3年3月 福岡大学医学部卒業、福岡大学病院麻酔学教室にて研修
資格:麻酔専門医
福岡大学病院麻酔科(手術部)、福岡大学筑紫病院麻酔科、福岡赤十字病院麻酔科、北九州医療センター麻酔科、 千早病院麻酔科勤務を経て平成12年11月より、福岡リハビリテーション病院、川崎病院、原三信病院、共立美容外科福岡、 熊本、IVF詠田クリニック、福岡輝栄会病院、久恒病院、貝塚病院、香月中央病院、松本病院、江本医院など
外科系手術専門麻酔医として 活動中、現在に至る

疼痛に関する学会発表
・患者さんは実際どのくらい痛みを取ることを希望されたのでしょう
詠田クリニックの学会発表から
ART治療領域における短時間全身麻酔法の必要性に関する検討
体外受精採卵術における疼痛緩和の必要性
2001年11月9日 日本不妊学会(東京)

・採卵術麻酔の選択の有無
体外受精採卵術をはじめて受けた患者さん、以前に他の病院で採卵術を受けた患者さん、いづれも80%以上の方々が、 今回の体外受精の採卵術の際に麻酔を希望されました。

・麻酔の有無と妊娠率
麻酔を受けても受けなくても、妊娠成績には影響はありません。
麻酔を受けるかどうかは、治療成績を案ずることなく自分の意思で決定できます。
産婦人科医師の立場から言うと、麻酔を受けられたほうが、しっかりと採卵を行えますので、卵の取り残しもなく、 また、体外受精時の卵巣過剰刺激症候群の発生も少なくなり、安全です。

・今後採卵術でも麻酔は必要?
90%の患者さんは、麻酔を必要と答えています。
体外受精の治療領域で、患者さんに苦痛を与えないために、麻酔医師の協力は不可欠と考えられます。