『アイブイエフ詠田クリニック』のホームページを閲覧いただきありがとうございます。
1978年世界初の体外受精児出生のニュースを知ったのが、私が医学部5年の時、日本で初めての体外受精児出生報告を学会で聞いたのが、医師になって3年目、その日から40年体外受精の診療や研究に携わってきました。何年も卵子に接してきましたが、卵子の日々の研究の進歩に魅了されています。
1999年4月に、体外受精や顕微授精(生殖医療・ART)を専門とする施設を天神に開業しました。福岡の中心部・天神の活気溢れる場所に『アイブイエフ詠田クリニック』があります。3回の移転・拡張を行い、私の理想とするクリニックに仕上がってきました。私の理想は、患者様に安心感を与えられる診療スペースと、確かな技術の提供です。
6階フロアの診療スペースは、シンプルですが洗練されたデザインを目指しました。身を委ねる側の患者様に深い安心感を覚えていただけるよう、念入りに清掃・整頓し、清々しい空間を保つよう心掛けています。また、医師・看護師・受付医療事務とそれぞれのスタッフができる限り多くの患者様とお話しできるように、診療室や処置室を配置しました。
7階フロアには、培養部門 (Lab Works) それにともなう採卵室(Lab Operation Room)、情報を提供できるセミナー室 (Lab Seminner Room) を設けています。Lab Worksは広々とした空間と強化した空調システムを備え、最新の培養器材もゆとりを持って設置されています。隣接したLab Operation Room は環境重視の設計を行うと共に患者様に安心とゆとりを提供できる空間です。一般的に閉鎖空間となるLab Worksには清浄度を十分に保ちつつも、ガラス越しに患者様が業務を観察できる開かれた空間を完備しました。
そして何よりも私たちの自慢は、胚培養士の技術レベルの高さです。当クリニックが培ってきた生殖医療技術を存分に発揮できる最高の環境を整えています。私たちは20年にわたり生殖医療の経験を積み上げてきました。現在私たちは、生殖医療で最も重要な部分となる確かな培養技術がなければできないような不妊治療の新たな展開を行っています。
開業以来20年で大きく変わったことは、女性の多くが仕事を持ち、初婚年齢が30歳近くなり、さらに結婚後も仕事を継続する女性が増えたことです。30歳を過ぎて仕事・結婚・妊娠・出産とすべての人生のイベントを短い30歳代に経験しなければなりません。女性の身体は急激に変化することはできないので、32歳頃から妊娠率は低下し37歳から流産率が上昇するという現実を前に、不妊症治療に向き合わざるを得ないのが現状です。
不妊症治療を受けられるすべての患者様に、不妊検査から高度な生殖医療まで、どなたも安心して、満足な結果を得て当クリニックを卒業できますよう、スタッフ全員でサポートいたします。
アイブイエフ詠田クリニック院長