着床不全と不育症

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繰り返される流産や着床不全の中には防げるものがあります。
私たちは、辛い喪失体験を少しでも減らしたいと考えています

ここでは、不妊症のうち、その原因が着床障害にあると推察される反復着床不全(RIF)と、妊娠はするものの継続が難しく流産や死産を繰り返す不育症について、その因子や検査方法を説明します。

流産の大半は、避けようのない、赤ちゃんの偶発的な染色体異常によるものとされていますが、中には治療によって防げる可能性のある流産も存在します。流産は、女性にとって「体」のみならず「心」の一部をもぎ取られるような大きな喪失体験です。当院では、そのような因子の有無を徹底して探り、加療することで、悲しい体験を重ねる女性を減らしたいと考えています。

また、RIFについても同様です。数々の困難を乗り越えて、ようやく得られた貴重な良好な胚が着床することなく失われる事態には、流産と同等の喪失感があります。

反復着床不全(RIF)

40歳未満の方で、3回以上胚移植(うち良好な胚を4個以上移植)をしても、妊娠しない状態のことを反復着床不全(RIF)といいます。

不育症

妊娠はするものの2回以上続けて流産(反復流産)したり、死産や生後1週間以内に亡くなる早期新生児死亡などを経験したりすることで生児が得られない状態のことを、不育症といいます。 また、3回以上続けて流産している場合を習慣流産といいます。

RIFや不育症の因子と、その検査方法を、「両親側」と「胎児側(流産絨毛)」にわけて説明します。

診療スケジュール
Schedule

完全予約制・初診は平日のみ

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